ホームページ管理費はいくら?月額相場と業種別の予算感を解説

はじめに

はじめに

ホームページを公開した後、「毎月いくらかかるのだろう?」と気になっているご担当者様や経営者様は多いのではないでしょうか。

制作費は見積もりで分かっても、その後の管理費は契約してみないと分からない、というご相談を弊社でもよくお受けします。

結論からお伝えすると、ホームページの管理費は 月額1万円〜5万円が中心、最も多い価格帯は月額1万円〜2万円です。

ただし、サイトの規模・更新頻度・業種によって適正な水準は大きく変わります。

この記事では、ホームページ管理費の相場・内訳・業種別の予算感、そしてコストを適正に抑えるための5つのポイントまでを、株式会社リヒトスの制作・保守の現場視点で解説します。

この記事の監修者

株式会社リヒトス 代表 森真理
株式会社リヒトス 代表 森真理

2015年にホームページの制作と保守管理を専門とする会社「株式会社リヒトス」を京都で設立。(現在は大阪に移転)

「ホームページについて聞きたいことがあるけど、毎月高いお金はかけられない」という悩みを持つ会社へ月額3,300円というリーズナブル価格で保守管理を提供。

大阪・京都など関西圏を中心に、全国の顧客をサポート。

保守管理会社って、必要?

「うちのホームページでトラブルなんておこりそうにないし、保守管理会社にお願いする費用もばかにならないから、自分でやった方が安く済むのでは?」と思われている方は、是非『ホームページの保守管理会社って、必要?』の記事をご参照下さい。

ホームページ管理費の相場

ホームページ管理費の相場

ホームページ管理費の相場は、月額1万円〜5万円(中心は1〜2万円) です。

サイトの規模・更新頻度・依頼内容で変動し、自社運用ベースの場合は月額5,000円以下、本格的なSEO・マーケティング支援を含めると月額5万円超になることもあります。

ここでは、月額の価格帯別に提供されるサービス内容と、どのような方に向いているかを整理します。

月額5,000円以下の管理費

サーバー、ドメイン、SSL証明書の維持といった、ホームページ運営に最低限必要なインフラの保守が中心です。

軽微なテキスト変更や画像差し替えが含まれる場合もありますが、本格的なコンテンツ追加や大幅な修正は別途費用となるケースがほとんどです。

更新頻度が低い小規模サイト や、社内に簡単な修正作業ができる人材がいる場合に向いています。

(※当社の管理費は3,000円ですので、ここに該当します)

月額5,000円〜2万円の管理費

最も一般的な価格帯で、多くの中小企業がこの範囲のサービスを利用しています。

上記の内容に加え、月数回程度のテキスト修正・画像差し替え、CMS(WordPressなど)のアップデート作業、サーバー障害発生時の基本的なトラブル対応などが含まれることが多いです。

「定期的な情報発信は少ないが、何かあった時のサポートは欲しい」という会社に適しています。

月額2万円〜5万円の管理費

より手厚いサポートが期待できる価格帯です。

定期的なコンテンツ更新サポート、月次のアクセス解析レポート、技術相談、迅速な障害対応などが含まれることがあります。

ある程度の規模のサイトや、積極的に情報発信を行いたい企業、ECサイト運営企業に向いています。

月額5万円以上の管理費

大規模サイト、複雑な機能を持つECサイト、ホームページからの集客を本格的に強化したい企業向けのプランです。

SEO対策のコンサルティング、Webマーケティング支援、戦略的な改善提案、高度なセキュリティ対策などが提供されることがあります。集客支援の内容によっては月額30万円を超えるケースもあります。

表1:ホームページ管理費の料金帯別サービス内容(2026年5月時点)

ホームページ管理費の料金帯別サービス内容
料金帯(月額)主なサービス内容こんな方におすすめ
〜5,000円サーバー・ドメイン・SSL維持、基本的なセキュリティ。コンテンツ更新は自社対応中心小規模・更新頻度の低いサイト、自社で簡単な更新ができる方
5,000円〜2万円上記+軽微なテキスト・画像修正、CMSアップデート、障害対応一般的な中小企業
2万円〜5万円上記+定期的な更新サポート、月次レポート、技術サポート充実中規模以上、積極的な情報発信を行いたい企業、ECサイト
5万円〜上記+SEOコンサル、Webマーケ支援、戦略提案、高度なセキュリティ大規模サイト、EC、Web集客を本格化したい企業

参考までに、Webサイト制作会社マッチングサービス「Web幹事」が公開する発注実績データ(2026年2月時点)では、ホームページ管理費の 中央値は約1.1万円、相場帯 5,000円〜2万円が約6割 を占めるとされています。

平均費用は4.1万円ですが、大規模サイトの高額案件が平均値を押し上げているため、実態としては中央値の1.1万円のほうが多くの中小企業の感覚に近い と言えます。

ホームページ管理費の主な内訳

ホームページ管理費の主な内訳

「管理費」は一括の料金ではなく、複数の項目を合算したものです。

サーバー代やドメイン代といった必須インフラから、コンテンツ更新やセキュリティ対策まで、内訳を理解しておくと業者比較や自社運用の判断がしやすくなります。

ここでは主な内訳7項目を、それぞれの内容と費用相場(2026年5月時点)とともに解説します。

サーバー費用(必須)

ホームページのデータを保存・公開するためのレンタル費用です。

共用サーバーであれば月額500円〜数千円が目安、高性能なVPSや専用サーバーでは月額1万円を超えることもあります。

表示速度や安定性、セキュリティに直結する重要項目です。

ドメイン費用(必須)

「example.co.jp」のような、ホームページの住所にあたるものです。

費用は年間1,000円〜5,000円程度で、.com .jp .co.jp などドメインの種類で異なります。

.co.jp は日本の法人のみ取得可能で信頼性が高いとされています。

更新を忘れるとサイトが表示されなくなるリスクがあるため、契約管理は重要です。

ドメインの契約や運用で注意すべき点は、知らないと怖い「ドメイン」の5つの注意点 で詳しく解説しています。

SSL証明書費用(ほぼ必須)

通信を暗号化する仕組み(URLが https:// で始まるサイト)で、セキュリティと信頼性向上に不可欠です。

レンタルサーバーの無料オプションとして提供されることが多く(Let's Encrypt 等)、より高い認証レベルが必要な場合は有料版もあります。

ドメイン認証型で年間0円〜数万円、企業認証型で年間3万円〜8万円程度 が目安です(2026年5月時点)。

コンテンツ更新・修正費用

テキストや画像の変更、お知らせやブログ記事の追加、軽微なデザイン修正などにかかる費用です。

月額料金に一定回数分が含まれる契約と、作業ごとに都度課金される契約があります。

サービスとして依頼する場合、月額5,000円〜3万円程度が目安です。

CMSアップデート・メンテナンス費用

CMSアップデート・メンテナンス費用

WordPressなどのCMSを利用している場合、本体・テーマ・プラグインのバージョンアップ作業が含まれます。

WordPress公式(wordpress.org)では、セキュリティリスクを下げるために定期的な更新が強く推奨されています。

古いバージョンのまま放置すると、サイト改ざんや不正アクセスの大きなリスクとなります。

2026年5月時点では PHP 8.3以上 の利用が公式に推奨されており、古いPHPバージョン(7.x系など)を使い続けているサイトは早期にアップデートしておきたいところです。

なお、WordPress 7.0 のリリースが2026年4月に予定されており、これ以降に運用するサイトでは PHP の最低要件もさらに引き上げられる見通しです。

バックアップ・セキュリティ対策費用

データベースとファイルの定期バックアップ、不正アクセス監視、ファイアウォール管理などです。

サイバー攻撃、サーバー障害、人為的ミスなどによるデータ消失からの復旧に不可欠です。

月額1,000円〜3,000円程度が目安で、保守パッケージに含まれることも多いです。

アクセス解析・SEO/マーケティング費用(任意)

Googleアナリティクス4(GA4)などのデータを分析しレポート化する作業、SEO対策、リスティング広告運用などです。

基本レポートは高価格帯のプランに含まれることがあり、本格的なコンサルティングは月額10万円〜30万円以上になることもあります。

表2:ホームページ管理費の主な内訳と費用相場(2026年5月時点)

費用項目主な内容費用相場重要度
サーバー費用サイト公開のためのサーバーレンタル月額500円〜数万円必須
ドメイン費用サイトの住所(URL)の取得・更新年間1,000円〜5,000円必須
SSL証明書費用通信暗号化によるセキュリティ確保年間0円〜数万円(企業認証型は年3万〜8万円程度)ほぼ必須
コンテンツ更新費用テキスト・画像修正、お知らせ追加月額5,000円〜3万円目的による
CMSアップデート費用WordPress等の本体・プラグイン更新月額1,000円〜3,000円強く推奨
バックアップ・セキュリティデータバックアップ、監視月額1,000円〜3,000円推奨
アクセス解析・SEO/マーケ解析、SEO対策、広告運用月額数万円〜数十万円目的による

制作費と管理費は「3年トータル」で比較する

制作費と管理費は「3年トータル」で比較する

ホームページの費用判断で見落としがちなのが、「制作費だけで安いか高いかを判断してしまう」ことです。

実際は、制作費と管理費を合算した3年・5年でのトータル支出で比較しないと、本当の費用感は見えてきません。

ここでは、制作費と管理費のバランスが異なる2つのパターンで、長期コストがどう変わるかを試算します。

パターンA:制作費が安い+管理費が高いケース

例として、制作費5万円・月額管理費1万円のケースを考えてみます。

1年間で 5万円+12万円 = 17万円、3年間で 41万円、5年間で 65万円 がかかります。初期費用は抑えられますが、長期的な負担は重くなります。

パターンB:制作費が高い+管理費が安いケース

制作費30万円・月額管理費3,000円のケースで試算します。

1年間で 30万円+3.6万円 = 33.6万円、3年間で 40.8万円、5年間で 48万円 です。初年度の負担は大きいものの、3年目以降は逆転していきます。

3年・5年での累計試算

表3:制作費と管理費のトータル比較

期間パターンA(制作5万+月額1万)パターンB(制作30万+月額3千)
1年17万円33.6万円
3年41万円40.8万円(ほぼ逆転)
5年65万円48万円

つまり、ホームページは 3年を境にコスト構造が逆転する ケースがあるということです。

もちろん管理費の中身次第なので一概には言えませんが、「制作費が安いから良い」「管理費が安いから良い」と単独で判断するのは避けたほうが安全です。

なお、保守費用そのものの相場や、価格に差が出る理由については 正直なところホームページ制作会社の保守費用って? でも詳しく解説しています。

業種別の管理費・予算感

業種別の管理費・予算感

ホームページ管理費の適正水準は、業種によって大きく変わります。

情報更新の頻度、ホームページの役割(集客主体か信頼形成主体か)、取り扱う情報の機密性などが、適正な管理費を左右します。

ここでは弊社の制作・保守の現場経験から、5つの業種カテゴリの目安をご紹介します。

小売・飲食店

季節商品やメニュー更新の頻度が高い業種です。

月替わりの商品情報、写真の差し替え、キャンペーンのお知らせなどが定期的に発生するため、月額1万円〜2万円程度の中位プラン が現実的でしょう。

弊社のお客様にも、ベーカリー様や飲食店様で、毎月の季節パンの情報更新や、Instagramとの連携設定をご依頼いただくケースが多くあります。

士業(税理士・行政書士・社労士など)

業務内容の変更頻度は低いものの、信頼性とセキュリティが特に重要な業種です。

更新作業よりも、「お問い合わせ対応時のセキュリティ」「ホームページ上の表記の正確性」 が優先されます。

月額3,000円〜1万円程度の低〜中位プランで、セキュリティ・バックアップを重視する選び方が向いています。

製造業・職人(工務店、家具工房、町工場など)

取引先向けの会社情報・技術紹介が中心で、頻繁な更新は不要なことが多い業種です。

月額5,000円程度の低位プラン+必要時の単発依頼 という形が向いています。

施工事例や製品ラインナップを定期的に追加する場合は、中位プランへの切り替えも検討に値します。

美容・サロン・整骨院

メニューや料金の変更が比較的頻繁に発生する業種です。

施術メニューの追加、料金改定、スタッフ紹介の更新などが定期的にあるため、月額1万円〜2万円程度の中位プラン が適しています。

なお、医療広告ガイドラインに該当する整骨院・美容医療では、表記内容の専門的なチェックも管理業務に含めるのが安全です。

マンション管理組合・団体・NPO

居住者や会員への情報共有が主目的で、頻繁な更新は不要なことが多い業種です。

総会案内や議事録の掲載、お知らせ程度であれば、月額3,000円〜5,000円程度の低位プラン で十分なケースが多いです。

マンション管理組合様のホームページの役割や必要機能については、マンション管理組合がホームページを持つメリット もあわせてご参照ください。

これらは目安であり、実際の適正水準は個別の事情で変わります。

業種別の具体的な活用事例については、ホームページ保守管理のお客様の声一覧 にまとめておりますので、近い業種の事例をご参照いただければと思います。

管理費を適正に抑える5つのポイント

管理費を適正に抑える5つのポイント

管理費を「とにかく安く」ではなく、「必要な作業に見合った水準」に整えることが、長期的に最も得策です。

ここでは、弊社が制作・保守のご相談を受ける中で、特に効果が高いと感じる5つのポイントを紹介します。

① 必要な作業を書き出して優先順位をつける

まず、自社のホームページに対して「何をしてほしいか」を箇条書きにします。

「月に何回くらい更新があるか」「トラブル時の対応スピードはどの程度必要か」「アクセス解析レポートは要るか」など、優先順位の高い項目を明確にすると、過不足のないプランを選びやすくなります。

② 自社で出来ることは内製化する

WordPressの管理画面からのお知らせ投稿、画像の差し替え程度であれば、社内で対応できるケースもあります。

そのうえで「トラブル時の駆け込み寺」として保守契約を結ぶ、というスタイルにすると、月額費用を抑えながら安心感も担保できます。

③ ドメイン・サーバーは自社契約にしておく

ドメインやサーバーを制作会社が代理契約しているケースもありますが、できれば 自社名義での契約 にしておくことをおすすめします。

将来、管理会社を変更したくなった時の手続きが格段にスムーズになり、制作会社の倒産リスクなどへの備えにもなります。

詳しくは ホームページ制作会社が倒産!対処法 でも解説しています。

④ 「相談・質問」の手厚さで選ぶ

意外と見落とされがちですが、ホームページ運用で困った時に 気軽に相談できるかどうか は、月額料金以上に価値のある差別化要素です。

「ちょっとした質問」を受け付けてくれる管理会社かどうかを、契約前に確認しておくと安心です。

⑤ 業者比較は「同じサービス条件」で行う

業者比較は「同じサービス条件」で行う

複数社から見積もりを取る際は、必ず 同じ作業範囲・同じ更新頻度 を前提条件として伝えましょう。

A社が月額5,000円、B社が月額2万円という見積もりでも、含まれるサービス内容が違えば比較になりません。

「月○回の更新」「障害対応のスピード」「相談範囲」を揃えて比較するのが鉄則です。

管理会社の選び方と変更のポイント

現状の管理費に不満がある場合、別の管理会社への変更も選択肢です。

ただし、ホームページの管理会社変更にはいくつかの注意点があり、確認すべき情報を把握してから進める必要があります。

信頼できる管理会社の見極め方

判断材料として、以下のような観点を確認するのが有効です。

  • 月額料金に含まれる作業範囲が明確に提示されているか
  • 障害対応や緊急時の連絡体制が説明されているか
  • ドメイン・サーバーの所有権を自社側で持てるか
  • お客様の声・実績が確認できるか
  • 担当者の専門知識と対応スピード

作業内容を具体的に説明できる業者のほうが、長期的な信頼関係を築きやすい傾向があります。

変更時の注意点

管理会社を変更する場合は、現契約・ドメイン・サーバーの状況を整理してから進める必要があります。詳細な手順や必要情報は、以下の別記事で詳しく解説しています。

弊社の保守管理プランの詳細については、サービスページ もあわせてご参照ください。

よくあるご質問

ホームページの管理費に関して、よくいただくご質問にお答えします。

Q1. 自社で完全に管理することは可能ですか?

A. 技術的には可能ですが、現実的には 専門知識・時間・継続性 が必要です。

WordPressのアップデート、サーバー障害対応、セキュリティ監視などは、ITに詳しい担当者がいないと難しいケースが多いです。

「平常時は自社、トラブル時のみ外注」というハイブリッドな運用も選択肢です。

Q2. 海外サーバーや格安サーバーに変えれば安くなりますか?

A. 月額数百円のサーバーに変更すれば、見かけ上のコストは確かに下がります。

ただし、表示速度・サポート体制・障害発生頻度などが大きく変わる可能性があります。

ホームページの目的(集客・信頼形成)を損なわないかを優先して判断するのがおすすめです。

Q3. 保守契約なしでも大丈夫ですか?

A. 「絶対に必要」というわけではありませんが、WordPressで制作されたサイトの場合、セキュリティ更新を放置するリスク があります。

サイト改ざんや不正アクセスが発生した場合、復旧費用が保守費用より大きくなるケースもあるため、最低限の保守は検討しておくと安心です。

Q4. 価格交渉はできますか?

A. 一律で「下げてください」と伝えるよりも、「この作業は不要なので外したい」「この作業を自社で行うので減額できないか」 という形で具体的に相談すると、現実的な調整がしやすくなります。

まとめ

まとめ

ホームページ管理費の相場と内訳について、要点を改めて整理します。

  • 相場:月額1万円〜5万円が中心、最も多いのは月額1万円〜2万円
  • 主な内訳:サーバー、ドメイン、SSL、コンテンツ更新、CMSアップデート、バックアップ・セキュリティ、SEO/マーケ
  • 判断軸:制作費だけでなく、3年・5年のトータル支出で比較する
  • 業種別:更新頻度・取扱情報の機密性・目的(集客/信頼形成)で適正水準が変わる
  • 抑えるコツ:必要作業の明確化、内製化、ドメイン・サーバーの自社契約、相談しやすさ、同条件での比較

ホームページの管理費・保守管理についてのご相談は、株式会社リヒトスまでお気軽にお問い合わせください。

株式会社リヒトス

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