
目次
はじめに
「最後にホームページを更新したのは、いつだったか──。」
そう聞かれて、すぐに答えられる方はどれくらいいるでしょうか。
日々の業務に追われる中で、ホームページの管理まで手が回らないのは、決して珍しいことではありません。
この記事では、本業が忙しくてホームページの管理に手が回らない経営者の方に向けて、放置するリスクから具体的な解決策までを整理してお伝えします。
「やらなきゃいけないのは分かっている。でも時間がない」──そのループから抜け出すためのヒントが見つかれば幸いです。
ホームページの管理に手が回らないのは、あなただけではない

「ホームページを更新しなきゃ」と頭の片隅で思いながらも、気づけば半年、1年と過ぎている。
そんな状況に後ろめたさを感じている方は、実はとても多くいらっしゃいます。
当社にご相談いただくお客様の中にも、「作ったきり更新できていない」「管理費を払っているのに何をしてもらっているか分からない」という方が数多くいらっしゃいます。
中小企業や個人事業主にとって、ホームページの管理まで手が回らないのはごく自然な状態です。
まずはその前提を共有した上で、なぜ放置してしまうのか、そしてどうすれば抜け出せるのかを一緒に考えていきましょう。
中小企業の経営者がホームページを放置してしまう3つの理由
ホームページが放置される背景には、個人の怠慢ではなく「構造的な理由」があります。
1つ目は、本業の優先度が常に高いこと。
飲食店であれば仕込みと接客、士業であれば顧問先への対応、工務店であれば現場管理——経営者が日々こなすべき業務は山のようにあります。
その中で「ホームページの更新」は、緊急度が低いために後回しにされ続けます。
2つ目は、Web知識がなく何から手をつければいいか分からないこと。
サーバー、ドメイン、WordPress、SSL——こうした言葉が並ぶだけで「自分には無理だ」と感じ、手を止めてしまう方は少なくありません。
WordPressの管理画面にログインする方法すら忘れてしまった、という声もよく耳にします。
3つ目は、管理を頼むとコストがかかるという思い込み。
「ホームページの管理費は月額1〜2万円が相場」と聞けば、小規模事業者にとっては決して小さくない金額です。
そのため「自分でやるしかないが、時間がない」という袋小路に陥ってしまいます。
この3つはいずれも「個人の問題」ではなく「中小企業が構造的に抱えている課題」です。
まずは「自分が悪いわけではない」と認識することが、解決への第一歩になります。
「やらなきゃ」の罪悪感から抜け出すために必要な考え方
ホームページの管理に手が回らないことに罪悪感を覚える経営者の方は多いのですが、ひとつ知っておいていただきたいことがあります。
それは、「自分でやらないと決める」ことも、立派な経営判断だということです。
経営資源には限りがあります。時間も、体力も、注意力も有限です。
その限られた資源を「自分が最も成果を出せる業務」に集中させるのは、経営の基本的な考え方にほかなりません。
ホームページの管理は、専門知識を持った人に任せることで、品質を保ちながら自分の負担をゼロにできる業務です。
「やらなきゃ」のループに苦しみ続けるよりも、「任せる」と決めて本業に集中する方が、事業全体にとってプラスになるケースは非常に多いでしょう。
あなたが本業に向き合う時間を増やすことこそが、お客様へのサービス品質を高め、売上を伸ばすことにつながります。
ホームページの管理は、その裏方を支えてくれるパートナーに預ければよいのです。
ホームページを放置すると、実際に何が起きるのか

とはいえ、「今のところ特に問題は起きていないから大丈夫」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ホームページの放置によるリスクは、目に見える形でトラブルが起きた時にはすでに手遅れであることが多いのが実情です。
ここでは、放置した場合に実際に起こりうることを、できるだけ具体的にお伝えします。
「脅すため」ではなく、「知っていれば防げること」としてお読みください。
お客様に古い情報を見せ続けるリスク
最もよくあるのが、掲載情報が実態と合わなくなるケースです。
たとえば、料金を改定したのにホームページには旧料金のまま掲載されていたらどうでしょうか。
来店したお客様が「ホームページでは○○円と書いてありましたよ」と指摘されれば、その場で信頼を損ないかねません。
当社にご相談いただくお客様の中にも、こうした経験がきっかけで保守管理の必要性を感じたという方が少なくありません。
ほかにも、よくある放置の具体例として以下のようなものがあります。
- 退職したスタッフの名前や写真がそのまま掲載されている
- 終了したキャンペーン情報がトップページに残っている
- 営業時間を変更したのに、ホームページは旧時間のまま
お客様がホームページを見て来店・来院した場合、そこに書かれている情報が「正しい」と信じるのは当然のことです。
古い情報を見せ続けるということは、知らないうちにお客様との信頼関係を傷つけているのと同じだといえるでしょう。
指摘してくれるお客様はまだ親切な方で、多くの場合は黙って離れていきます。
検索順位が下がり続ける仕組み
ホームページを放置することで、Google等の検索エンジンからの評価にも影響が出る可能性があります。
Googleは「ホームページを見る人にとって有益で、最新の情報を提供しているサイト」を高く評価する傾向があるとされています。
特に、営業時間や料金情報のように鮮度が求められる情報が古いままだと、検索結果での表示順位に悪影響を及ぼしやすくなります。
さらに、Googleが重視する「Core Web Vitals」と呼ばれるサイト表示速度や操作性の指標も、放置されたサイトでは悪化していく傾向にあります。
CMSやプラグインのバージョンが古くなると表示速度が遅くなり、結果としてSEO評価の低下につながりかねません。
ここで見落としがちなのは、自社サイトの評価が下がるだけでなく、その間に競合がコンテンツを更新し続けているということ。
相対的な差は日々広がっており、気づいた時には競合に大きく差をつけられているケースもあります。
サーバー・ドメインの更新忘れでサイトが消える最悪のケース

ホームページの放置で最も深刻なのが、サーバーやドメインの契約更新を忘れてしまうケースです。
ドメイン(○○.comや○○.co.jpなど、ホームページの住所にあたるもの)には有効期限があり、期限内に更新手続きをしなければ「失効」します。
失効すると一定期間ロックがかかり、その後は第三者に取得される可能性があります。
つまり、自社のドメインを永久に失うリスクがあるのです。
ドメインを失うと、以下のような影響が一気に発生します。
- ホームページが表示されなくなる
- 名刺、パンフレット、看板に記載したURLが全て無効になる
- そのドメインで使っていたメールアドレス(例:info@○○.com)が送受信不能になる
影響はホームページだけにとどまらず、日常の業務連絡にまで波及します。
サーバーの契約が切れた場合も、ホームページのデータが削除されて閲覧不能になります。
制作会社のブログでも「自社管理に切り替えたお客様でサーバーやドメインの更新を忘れるケースが非常に多い」という声が複数確認できました。
こうした事態は、管理を専門家に任せていれば確実に防げます。
更新期限の管理は保守管理の最も基本的な業務だからです。
ホームページの管理で「自分がやること」と「任せていいこと」の線引き

「管理が必要なのは分かった。でも全部を外注するのは不安だし、かといって全部自分でやる時間はない」——そう感じた方は、自分で把握しておくべきことと、専門家に任せる業務を切り分けて考えるとすっきりします。
ホームページの管理業務は大きく分けて「技術的な保守」と「コンテンツの更新」の2種類があり、それぞれ自社でやるべき範囲が異なります。
最低限、自社で把握しておくべき3つの情報
ホームページの管理を外注するにしても、以下の3つだけは自社で必ず把握しておいてください。
この3つを押さえていないと、管理会社を変更したい時やトラブルが起きた時に身動きが取れなくなります。
詳しくは「管理会社変更に必要な3つの情報」でも解説していますので、あわせてご覧ください。
① ドメインの契約名義と有効期限
ドメインが誰の名義で契約されているかを確認してください。
制作会社の名義になっている場合、会社を変える際にドメインを引き継げない、あるいは高額な移行費用を請求されるリスクがあります。
ドメインは必ず「自社名義」で契約するのが鉄則です。
ドメインの取り扱いについてさらに詳しく知りたい方は「ドメインの5つの注意点」もご参照ください。
② サーバーのログイン情報と契約状況
どのレンタルサーバーを使っているか、ログインIDとパスワードは何か、契約期限はいつか。
これらの情報を手元に控えておきましょう。
サーバーの契約期限が過ぎるとホームページのデータごと削除される可能性があるため、前述のドメインと同様に極めて重要な情報です。
③ CMS(WordPress等)の管理画面のログイン情報
WordPressなどのCMSを利用している場合、管理画面へのログインURLとID・パスワードが必要です。
この3つの情報があれば、万が一管理会社とトラブルになった場合でも、別の会社へスムーズに移行できます。
逆に、この3つが分からない状態で放置していると、制作会社が廃業した時などに非常に困ることになります。
万が一の事態に備えたい方は「制作会社が倒産した時の対処法」もあわせてお読みください。
専門家に任せた方がいい管理業務とは
一方で、以下の業務は専門知識が必要なため、可能であれば専門家に任せることをおすすめします。
WordPressやプラグインのアップデート対応
WordPressは定期的にバージョンアップが行われますが、更新時にプラグインとの互換性が崩れてサイトが表示されなくなることがあります。
更新の要否を判断し、問題が起きた場合に対処するには技術的な知識が欠かせません。
セキュリティ対策とバックアップの定期実施
サイバーセキュリティクラウド社の「Webアプリケーションを狙ったサイバー攻撃検知レポート(2024年第3四半期)」によると、同期間だけでWebアプリケーションへの攻撃が3億4,000万件以上にのぼったと報告されています。
WordPressは世界中で広く使われているCMSであるがゆえに、攻撃の標的にもなりやすいのが現実です。
SSL証明書の更新管理
SSL(https対応)の証明書には有効期限があり、期限切れになるとブラウザに「安全ではありません」と警告が表示されます。
お客様がその画面を見た瞬間に離脱してしまう可能性は高いでしょう。
テキスト修正や画像差し替え
「これくらいなら自分でもできそう」と思われるかもしれません。
確かにCMSの操作自体は難しくないのですが、問題は操作する時間を確保できるかどうかです。
CMSがあっても操作する時間がなければ、結果は放置と同じ。
忙しい経営者にとっては、この部分も任せてしまった方が現実的な解決策になります。
ホームページの管理を外注する場合の費用相場と業者の選び方
「任せるとしたら、いくらかかるのか」——これは最も気になるポイントでしょう。
ホームページの管理費は、依頼する業務の範囲やサイトの規模によって大きく異なります。
ここでは、業界の相場感を価格帯別に整理した上で、管理会社を選ぶ際の判断基準をお伝えします。
月額料金の相場を価格帯別に整理する
「管理費は月額1〜2万円くらいかかるのでは」と思っている方も多いのですが、実際のデータを見ると印象とは少し異なります。
Web制作会社のマッチングサービス「Web幹事」の実データによると、ホームページ管理費は月額5,000円〜2万円の価格帯が約6割を占めており、中央値は約1.1万円です。
費用の内訳についてさらに詳しく知りたい方は「保守管理費用の内訳を詳しく」もあわせてご覧ください。
価格帯ごとにできることの目安は、おおむね以下の通りです。
- 月額5,000円以下: サーバー・ドメインの最低限の維持管理が中心。コンテンツの修正は含まれないか、含まれても回数が限定される場合がほとんどです。
- 月額5,000円〜2万円: テキスト修正、画像の差し替え、セキュリティ対応、WordPress等のアップデート対応を含むケースが多い価格帯。中小企業にとって最も一般的なボリュームゾーンになります。
- 月額2万円以上: アクセス解析レポートの提出、SEO対策のアドバイス、コンサルティング支援まで含まれる場合があります。集客改善を積極的に行いたい企業向けのプランといえるでしょう。
なお、当社のように月額3,300円(税込)でテキスト修正・画像差し替え・何度でも相談OKという保守管理サービスも存在します。
小規模なサイトで更新頻度がそれほど高くない場合には、こうしたリーズナブルな選択肢も十分に検討の余地があるでしょう。
管理費の相場についてより詳しく知りたい方は「管理費の相場と内訳の詳細」で網羅的に解説しています。
管理会社を選ぶときに確認すべきポイント
費用だけでなく、以下のポイントを確認することで、自社に合った管理会社を見極めやすくなります。
対応スピードは十分か
修正依頼をしてから反映されるまでに何日かかるかは、日常的に影響するポイントです。
原則即日〜翌営業日に対応してくれる会社もあれば、1週間以上かかる会社もあります。
月額費用に含まれる作業範囲が明確か
「テキスト修正○回まで」「画像差し替えは別途○円」など、料金に含まれる範囲が契約時に明示されているかを確認しましょう。
曖昧なまま契約すると、後から追加費用が発生するトラブルにつながりかねません。
ドメイン・サーバーの名義が自社のままにできるか
前述の通り、ドメインやサーバーの名義が制作会社側に変更されてしまうと、将来的にリスクが生じます。
自社名義のまま管理を委託できるか、事前に確認しておくべきです。
修正依頼だけでなく「相談」ができるか
「Googleマップの情報を変えたいけど方法が分からない」「新しい社員のメールアドレスを作りたい」——こうしたWebに関する日常的な疑問を気軽に聞ける窓口があるかどうかは、長く付き合う上で大きな差になります。
これらのポイントを総合的に判断することで、「安いだけ」でも「高いだけ」でもない、自社に合ったパートナーを見つけやすくなるはずです。
「安いから手抜き」とは限らない理由

「月額3,000円台で本当にちゃんとやってもらえるのか」と不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、管理費の高低は必ずしもサービスの品質を反映するものではありません。
大規模なオフィスを構え、専任のサポートチームを置き、広告費をかけて集客している会社と、保守管理に特化して少人数で効率的に運営している会社では、そもそもコスト構造が異なります。
価格で判断するのではなく、「具体的に何をしてもらえるのか」「対応の速度と丁寧さはどうか」で判断する方が賢明です。
実際に、依頼した内容以上のことを提案してくれたという体験談は、低価格帯のサービスでも珍しくありません。
逆に、月額数万円を払っていても「何をしてくれているのか分からない」と感じるケースもあるのです。
大切なのは金額ではなく、「自分のビジネスを理解し、先回りして考えてくれるパートナーかどうか」。
それを見極めるためには、まず相談してみるのが最も確実な方法です。
忙しい経営者がホームページの管理を「手放す」ための第一歩

ここまでお読みいただき、「管理は必要だと分かった。
でも、具体的にどうやって頼めばいいのか想像がつかない」と感じている方もいるかもしれません。
実は、ホームページの管理を外注するハードルは、思っているよりもずっと低いのです。
「メールで送るだけ」から始められる管理の任せ方
管理を外注すると聞くと、「正式な指示書を作って、細かい仕様を伝えて……」と想像してしまうかもしれません。
しかし実際には、そこまで構える必要はありません。
たとえば、こんな頼み方で修正が完了するケースもあります。
- メールで「料金が変わりました。○○円→○○円です」と一言送る
- 電話で「スタッフが変わったので写真を差し替えたい」と口頭で伝える
- 「トップページの雰囲気を少し変えたいんですが……」と漠然とした相談をする
依頼主の事業を深く理解している管理会社であれば、こうしたラフな依頼でも意図を汲み取り、適切に反映してくれます。
さらに、テキスト修正の依頼だけだったのに「この機会に写真も季節に合わせて差し替えませんか」と提案してくれることもあります。
また、一部ページの修正依頼に対して「この箇所を変えるなら、よくある質問ページのこの部分も直した方がいいですよ」と関連する変更点に気づいて確認してくれることも。
こうした「先回りの提案」をしてくれるパートナーが見つかれば、「自分の会社にWeb担当者がひとり増えた」ような安心感を得られるはずです。
「完璧な指示書なんて作れない」と尻込みする必要はありません。
「ラフに伝えれば、あとは汲み取ってくれる」——そんな関係性を築けるかどうかが、管理会社選びの本質的な基準なのです。
では実際に、月額3,300円の保守管理とはどのようなサービスなのか。
当社の事例を通じてご紹介します。
月額3,300円の保守管理で、何をどこまでやってもらえるのか
最後に、当社(株式会社リヒトス)の保守管理サービスについてご紹介させてください。
当社では、月額3,300円(税込・年払い)で以下の保守管理を承っています。
- テキスト修正(料金変更、営業時間変更、スタッフ情報の更新等)
- 画像の差し替え(メニュー写真、スタッフ写真等)
- ホームページに関するご相談(何度でもOK)
- お問い合わせには原則即日〜翌営業日に対応
2015年の創業以来、上場企業様から個人事業主様まで、幅広いお客様のホームページを管理させていただいてきました。
長年のお付き合いになるお客様が多いのは、「作って終わり」ではなく「作ってからが本番」という考えを大切にしているからです。
当社がお客様から特にご評価いただいているのは、ご依頼いただいた作業だけにとどまらず、関連する変更点にも気づいてお伝えする「先回りの対応」です。
テキストだけの修正依頼でも、写真を追加してよりデザイン性を持たせるご提案をすることもあります。
「本業が忙しくてホームページに手が回らない」——その悩みを抱えている方こそ、当社がお力になれる方だと考えています。
ご相談・お見積りは無料です。
まずはお気軽にお問い合わせフォームからお声がけください。
「ホームページ、ちょっと見てほしいんですが」——その一言から始めていただければ十分です。
お問い合わせはこちら

当社ではホームページの制作と管理をおこなっています。
ホームページの管理費は月額換算で3,300円です(年払い税込39,600円)。
ホームページの管理をさせて頂いているお客様には、ブログ記事の書き方に関するご相談なども受けております。
これから作るホームページの制作、現在お持ちのホームページのリニューアルや保守管理に関してなど、ホームページに関することはなんでもお気軽にご相談ください。


