「管理費が高いから、管理会社を変更したい!」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
保守管理費用は毎月発生する費用ですので、保守管理費用を安く抑えることは大きな節約効果があります。
(保守管理の相場に関しては『ホームページの保守管理費用の相場』で詳しくご説明しておりますので、ご参照下さい。)
将来ホームページを運営することを考えると、保守費用を抑えることは非常に重要です。
一度、保守管理会社の変更をご検討されるのもよいかと思います。
この記事の監修者
2015年にホームページの制作と保守管理を専門とする会社「株式会社リヒトス」を京都で設立。(現在は大阪に移転)
「ホームページについて聞きたいことがあるけど、毎月高いお金はかけられない」という悩みを持つ会社へ月額3,300円というリーズナブル価格で保守管理を提供。
大阪・京都など関西圏を中心に、全国の顧客をサポート。
目次
当社へ管理を変更頂く場合
ホームページの保守管理会社を変更する際には、いくつか必要な情報があります。
条件によっては管理会社の変更が出来ない場合もあります。
以下にご説明します「管理会社との契約内容」は特に注意が必要です。
現行の管理会社から管理の変更が出来ると言われた場合、当社から現行の管理会社様へご連絡して、変更に必要な手続きを進めることも可能です。
「設定とか細かいことは良く分からない!」という場合でも、ご安心下さい。
それでは、保守管理会社を変更する際の注意点と必要事項をみていきましょう。
現在の保守管理会社との契約内容の確認
保守管理会社を変更する前に、現在の保守管理会社との契約内容を確認しましょう。
特に以下のような内容なっている場合は移管ができない場合もありますので注意が必要です。
【確認事項1】契約期間
ホームページの制作時に保守管理期間が2年とか5年更新といった具合に、契約期間が決められている場合があります。
途中解約の場合に違約金が発生するような内容の契約もあります。
また「更新月の2カ月前までに更新をしない旨を連絡すること」のような条件が書かれている場合もありますので、注意が必要です。
【確認事項2】ドメインの所有者
ドメインとは「〇〇.com」のような、ホームページのアドレスのことです。
自社のホームページのドメインだからといって、所有者があなたであるとは限りません。
ドメインの所有者が、ホームページ制作会社(保守管理会社)になっている場合があります。
つまりドメインがあなたのものではなく、保守管理会社からレンタルしているような形になっている場合があります。
この場合、解約するとドメインも使用出来なくなる可能性があります。
【確認事項3】ホームページデータの所有者
ホームページがリース契約になっている場合、解約と同時にホームページが閉鎖される場合があります。
また、ホームページの内容の著作権がホームページ管理会社のものとなっている契約もあります。
その場合は、一からホームページを制作しなければならない場合もあります。
例えば、以下のようなサイトで制作したものは移管が出来ません。
- wix http://ja.wix.com/
- jimdo http://jp.jimdo.com/
保守管理移管に必要な3つの情報
ホームページの保守管理会社が移管出来ると確認出来ましたでしょうか。
次に、管理移管をするために必要な3つの情報を見てみましょう。
【必要な情報1】ドメインの管理画面のIDとパスワード
ドメインというのは「○○○.com」のようなホームページアドレスのことを指します。
通常ドメインはレジストラと呼ばれる業者が管理しています。
保守管理を変更する場合、レジストラの管理画面から、ドメインのDNSサーバーの指定という作業を行わなければいけません。
そのため、保守管理会社を変更するには、「レジストラのドメイン管理画面にログインするためのIDとパスワード」が必要になります。
レジストラには、主に以下のような業者がいます。
- お名前どっとこむ(GMOインターネット)http://www.onamae.com/
- ムームードメイン(GMOペパポ)https://muumuu-domain.com/
- バリュードメイン(GMOデジロック)https://www.value-domain.com/
- さくらインターネット http://www.sakura.ne.jp/
現在の管理会社が一括管理していてレジストリが判らない場合は、「ドメインの管理画面へのIDとパスワードを教えて下さい。」とお問い合わせされると教えてもらえると思います。
ドメインの登録者変更をする場合
現在ホームページの保守管理をしている業者名義になっているドメインをお客様ご自身の名義に変更する場合は手続が必要です。
この手続は現在の所有者である保守管理業者と合意の上でなければ、名義変更の手続を進めることが出来ません。
【必要な情報2】FTPのIDとパスワード
自宅のPCで言えばハードディスクにあたる「データを保存する場所」をサーバーと言います。
ホームページのデータは、このサーバーに保存されています。
当然、サーバーの情報は勝手に書き込んだり取り出したりすることは出来ません。
FTPとは、サーバーに保存されている情報を取りだしたり、サーバーに新たな情報を書き込んだりする仕組です。
保守管理会社を変更する際には、通常はサーバーも変更することになります。
サーバーの変更をする際に、FTPにログインするためのIDとパスワードが必要になります。
FTPの情報が判らない場合は、管理会社に「FTPにログインするためのIDとパスワードを教えて下さい」とお問い合わせされると教えてもらえると思います。
【必要な情報3】バックアップデータ(ワードプレスのみ)
ワードプレスで制作したサイトの場合、データベースなどのFTP情報だけでは取り出せないデータがあります。
ワードプレスには「権限」といって、管理画面にログインする人に対して、どのような作業まで出来るようにするかを設定する事が出来ます。
管理画面にログイン出来る人には、以下の5種類の「権限」の内の1つが与えられます。
- 管理者:WordPress の全ての操作が可能。
- 編集者:コメントやリンクの管理などコンテンツに関する全ての操作が可能。
- 投稿者:記事の投稿や編集、公開が可能。
- 寄稿者:記事の下書きと編集のみ可能。
- 購読者:閲覧のみ可能。
サイトのバックアップを取るための「プラグイン」という機能を設定できる権限まで与えられているのは「管理者」のみです。
ワードプレスのバックアップデータは少々複雑ですので、当社へワードプレスのサイトの管理移管を検討される場合は、一度当社へお問い合わせ下さい。
サーバー移管後の注意点
サーバーを移管すると、メールソフトの情報を再設定する必要があります。
社内で数十、数百といったメールアドレスを使用されている場合、全ての使用者の方が再設定しなければいけませんので、ご注意下さい。
保守管理移管作業料金
作業量によって若干お見積額が変更する場合がございますが、当社への移管作業費用は以下の通りです。
【移管費用1】ホームページ移管費用
当社でのホームページの移管費用は38,500円(税込)~になります。
移管作業とは、ホームページのデータをサーバーから取り出して新しいサーバーで稼働するように設定する作業です。
大規模なホームページの場合は別途お見積りさせて頂きます。
※サイトの制作言語によって移管ができないものがあります。
サーバーの移管完了月の当月末にお振込頂きます。
【移管費用2】ドメイン所有者移管費用
ドメイン所有者移管費用は11,000円(税込)です。
ドメイン所有者移管費用とは、ドメインが現在の管理会社の所有になっているものを、お客様の所有に変更する作業です。
特に変更されない場合は費用はかかりません。
※ドメインの種類によって、登録者名義変更が原則禁止されているもの(.uk/.be/.gs/.am/.to/.cnなど)や、一定の要件を満たさない方へ登録者情報変更ができないドメイン(汎用JP/属性型JP/.usなど)があります。
【移管費用3】保守管理費用
当社での保守管理費用は39,600円(税込)です。
月額換算にしますと月3,300円(税込)となります。
サイト移管が完了した翌月末から月額費用をお振込頂きます。
別途サーバーを用意する場合、サーバー代として年間16,500円(税込)がかかります。
以下、保守管理の内容となります。
- テキストの追記変更など月2回まで
- 写真の差替えを月2回まで
- サーバー管理
- ドメイン管理
- メールアドレス3個まで(4個以上の場合は+月額1200円+税)
- メールでのサイト運営に関するお問い合わせ
お気軽にお問い合わせ下さい。
保守管理の移管をお受けするのは、コストダウン以外にも、いろいろなケースがあります。
ホームページの維持管理を全て任せていた個人事業主の方が急にお亡くなりになられて、ご家族の方も仕事の話は全く分からず、困っているというお話を頂くことがあります。
また、毎月何万円も保守費用を払っているのに、電話で毎月「何か困ったことはないですか?」と聞かれるだけで、ほとんど何もしてもらっていないから管理会社を変更したい、ということでお問い合わせを頂くこともあります。
先程ご説明しましたように、保守管理を変更する場合、まずはドメインとサーバーの契約先がどこかを調べる必要があります。
今まではホームページ制作会社がドメインとサーバーを管理しているケースが多かったので、何をどうしていいか分からないという場合も多いと思います。
「とにかく、どうしたら良いか分からないので困っている」という場合は、とりあえず当社にご連絡下さい。
出来る限りの調査をさせて頂きます。
保守管理会社を変更する場合、一般的にはサーバーも変更することになります。
サーバーを変更すると、メールのアカウントの再設定も必要になったり、いくつか気をつけなければいけない点があります。
当社では数多くのお客様から保守管理移管をご依頼頂いた経験から、スムーズに移管作業を行うことが出来ますので、ご安心下さい。
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