リニューアルの打ち合わせで「URLはどうしますか」と聞かれて、答えに詰まったご経験はないでしょうか。

ホームページの引き継ぎ(ページの移管)とは、リニューアル前のページのアドレスと内容を、新しいサイトへ対応づけて移す作業のことです。デザインや掲載内容の話が中心になりがちですが、実際にアクセスを落とすかどうかを分けるのは、この地味な設計作業です。

この記事では、引き継ぐ対象の洗い出しから、新しいURLの決め方、新旧の対応表づくり、リダイレクトの実装、404ページの設計、公開後の確認まで、6つの手順に分けてご説明します。制作会社に依頼される場合も、何を確認すればよいかが分かる内容にしました。

リニューアルで何をするのか、費用や進め方まで含めた全体像は、ホームページのリニューアルで何をするのかでご説明しています。あわせてご覧ください。

なぜページの引き継ぎを設計する必要があるのか

新しいホームページが公開されれば、古いページは自然に役目を終える。そう考えてしまいがちですが、実際にはそうなりません。旧いページのアドレスは、公開後もしばらく生き続けます。まずはその理由を整理します。

旧いURLは、リニューアル後もアクセスされ続ける

引き継ぎを設計しないと何が起きるのか、具体的な経路から見ていきます。

ページのアドレス(URL)は、サイトの中だけにあるわけではありません。訪問者のブックマーク、他社のブログからのリンク、過去のSNS投稿、名刺やチラシに印刷したQRコード、広告のリンク先などです。こうした場所に、旧いURLが残り続けます。

新しいサイトで同じアドレスのページがなくなっていると、そこから訪れた方はエラー画面に行き着きます。リニューアル前から関心を持ってくれていた方ほど、旧いURLを経由してくるという点が悩ましいところです。

検索エンジンへの評価の受け渡しが途切れる

もう一つの理由は、検索エンジンからの評価です。

他のサイトから貼られたリンクを、被リンクと呼びます。たとえば取引先のブログで自社のサービスページが紹介されている、業界団体のサイトから会社概要ページにリンクが貼られている、といったケースです。こうしたリンクは、検索エンジンがページを評価する材料の一つになっています。

リニューアルでページのアドレスを変え、旧いアドレスからの案内を用意しないままにすると、この評価の受け渡しが途切れてしまいます。何年もかけて積み上げてきたものが、公開の当日に切れるということです。

なお、リニューアル後に検索結果の表示が一時的に変動する仕組みや、そもそもドメインを変えるべきかどうかという判断については、リニューアル後も同じドメインを使う場合の注意点で扱っています。

ステップ1|引き継ぐ対象を洗い出す

ここが実務の8割を占めます。新旧の対応表を作ろうとして最初に行き詰まるのは、たいてい「そもそも今、何ページあるのか分からない」という段階です。まずは現状のURLをすべて把握するところから始めます。

今のURLの一覧をどこから集めるか

一覧を集める入手先は、大きく5つあります。1つだけでは漏れるため、複数を突き合わせるのが確実です。

  1. XMLサイトマップ — 検索エンジンに送信しているページの一覧です。重要なページはここに含まれている可能性が高くなります
  2. アクセス解析ツール(GA4=Googleアナリティクス4など) — 閲覧数の多いページを確認します。引き継ぎの優先順位を決める材料になります
  3. Google Search Console(略してGSC) — 検索で表示されているURLと、外部からリンクが貼られているURLが分かります
  4. CMS(コンテンツ管理システム)の管理画面 — WordPressなどをお使いであれば、投稿と固定ページの一覧をまとめて書き出せます
  5. サーバーのアクセスログ — 直近で1回以上アクセスのあったURLを調べられます。上の4つから漏れたページを拾う、最後の網になります

Googleも、サイトを移転する際の元URLの特定方法として、サイトマップ・アクセス解析・Search Console・CMS・サーバーログを挙げています。

(出典:Google 検索セントラル「サイトを移転する方法」 https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/site-move-with-url-changes 、2026年9月9日確認)

ページ以外にも引き継ぐ対象がある

見落としが起きやすいのは、いわゆる「ページ」ではないアドレスです。

同じドキュメントでは、埋め込みコンテンツとして動画・画像・JavaScript・CSSファイルのURLも移転の計画に含めるよう案内されています。実務では、次のようなものが漏れがちです。

  • 画像・PDF・動画 — 会社案内のPDFや価格表は、検索結果から直接ダウンロードされていることがあります
  • お問い合わせフォームと送信完了ページ — 広告の計測がフォームの完了ページのURLを基準にしている場合、変わると計測が止まります
  • カテゴリ・タグの一覧ページ — ブログを運用していると、意外に検索から流入しています
  • 2ページ目以降の一覧(ページャー)
  • RSSフィード — 業界のまとめサイトなどが購読していることがあります

お問い合わせフォームについては、古いホームページではCGI(サーバー上で動く小さなプログラム)で作られているケースもあります。新しいサイトではCMSのフォーム機能やフォーム用のプラグインに置き換えることが多く、その場合はフォームそのものを作り直す必要があります。あわせて、旧いフォームのアドレスを新しいフォームへ案内する設定も必要です。

なお、独自ドメインのメールアドレスをお使いの場合、メールソフト側の設定変更が別途発生することがあります。こちらはリニューアル時のメールソフトの設定変更でご説明しています。

「何を残すか」が決まらないと、対応表は作れない

洗い出した一覧を前にすると、次に出てくるのが「これ全部を移すのか」という問いです。

実際には、内容が古くなったページ、同じ話を別々に書いてしまっているページ、役目を終えたキャンペーンのページが必ず出てきます。残す・まとめる・やめるの判断を先に済ませておかないと、対応表は途中で止まります。

この判断基準そのものは、リニューアルにおける「コンテンツの整理」という別のテーマです。ここでは、判断が済んでいることが対応表づくりの前提になるという点だけ押さえておいてください。

ステップ2|新しいURLをどう決めるか

引き継ぐ対象が決まったら、次は移す先です。ここで方針を決めておくと、後の作業が一気に楽になります。逆に、決めないまま制作を進めると、公開直前に対応表を作り直すことになります。

原則は「変えない」。変える必要があるのはどんなときか

最初に押さえておきたいのは、変えなくてよいものは変えないという原則です。

アドレスが変わらなければ、引き継ぎの作業そのものが発生しません。リダイレクトの設定も、対応表も、公開後の確認も不要になります。デザインや掲載内容だけを新しくするリニューアルであれば、アドレスは据え置くのが最も安全です。

それでも変更が必要になるのは、次のような場合です。

  • CMSを入れ替え、アドレスの付き方が変わる
  • 事業の区分を作り直し、サイトの階層構造そのものを組み替える
  • 意味の分からないアドレス(数字の羅列など)になっており、この機会に整理したい

ドメイン(○○.com などWebサイトの住所)そのものを変えるかどうかは、また別の判断になります。この点は、リニューアル後も同じドメインを使う場合の注意点をまとめた記事でご説明しています。

変える場合に、先に決めておくルール

変更すると決めたなら、個別に考えるのではなく、サイト全体で共通のルールを先に決めます。

  • 半角英数字の小文字とハイフンで構成する(日本語のアドレスは共有時に文字化けすることがあります)
  • 階層を深くしすぎない。区分の数だけ深くすると、アドレスが長くなり管理も難しくなります
  • 日付や連番を入れない。「2026」を含めたアドレスは、数年後に古い印象を与えます
  • 末尾のスラッシュを揃える。ありとなしが混在すると、同じ内容が別のアドレスとして扱われることがあります

ルールを文書にして制作会社と共有しておくと、ページが追加されるたびに判断がぶれる事態を防げます。

CMSを変えるとURLの形が変わる

CMSの入れ替えは、アドレスが変わる最も多い原因です。

WordPress、Wix、STUDIO、Shopifyなど、CMSはそれぞれアドレスの決め方が異なります。カテゴリを含める形式、投稿名だけの形式、日付を含む形式など、初期設定の時点で差があります。設定である程度まで揃えられるものもあれば、仕組み上そろえられないものもあります。

どこまで現状のアドレスを再現できるかは、選ぶCMSによって変わります。移行先を検討する段階で、制作会社に確認しておくことをおすすめします。

ステップ3|新旧対応表(リダイレクトマップ)の作り方

洗い出した旧いアドレスと、新しいアドレスを結びつける表を作ります。この表は、単なる作業メモではありません。制作会社とのやり取りにおける共通言語になり、公開後の確認作業でもそのまま使えます。

表に持たせておきたい項目

シンプルな表計算ソフトで十分です。次の項目を用意しておくと、作業が進めやすくなります。

項目内容
旧URL現在のアドレス
新URL移す先のアドレス
引き継ぎの種別そのまま/まとめる/分ける/やめる
優先度閲覧数や被リンクの多さ。確認作業の順番になります
確認欄公開後に実際に踏んで確かめた印
備考判断に迷った理由、関係者への確認事項

1対1で移せないページをどう扱うか

すべてのページが、きれいに1対1で対応するわけではありません。むしろ、そうならないページの扱いこそが対応表の要です。

  • まとめる場合 — 3本の似た内容を1本に統合したなら、3本すべてを統合先の新しいページへ向けます
  • 分ける場合 — 1本を2本に分割したなら、旧いページは内容の中心となる方へ向けます
  • やめる場合 — 掲載をやめたページも、最も内容の近いページへ向けます

ここで気をつけたいのが、行き先に迷ったページをまとめてトップページへ向けてしまうという処理です。作業としては簡単ですが、訪問者からすると「読みたかった記事ではない場所に飛ばされた」という体験になります。関連するページがどうしても見当たらない場合は、ステップ5でご説明する404ページで受け止める方が親切です。

規則性のあるURLは、1件ずつ書かずルールでまとめる

ページ数が数百を超えると、1件ずつ書き出すのは現実的ではありません。

たとえば「/news/」以下がすべて「/info/」に変わるだけであれば、その部分を置き換えるルールを1本用意すれば足ります。規則的に変換できるものはルールで、例外だけを個別に書く。この分け方をすると、表も設定も見通しがよくなります。

ページ数が多い場合は、区分ごとに分けて移す

サイトの規模が大きい場合は、一度に全部を移さないという選択肢もあります。

Googleも、大規模なサイトについては分割して区分ごとに移転する方法を挙げており、問題の発見と修正がしやすくなるとしています(出典:Google 検索セントラル「サイトを移転する方法」、2026年9月9日確認)。中小企業のサイトでこの規模になることは多くありませんが、商品ページが数千点あるECサイトなどでは検討する価値があります。

ステップ4|リダイレクトを実装する

対応表ができたら、実際の転送設定に入ります。ここは制作会社が担当する領域ですが、何が起きているかを把握しておくと、確認すべき点が分かります。

恒久的なリダイレクト(301・308)を使う

リダイレクトとは、旧いアドレスへのアクセスを新しいアドレスへ自動的に転送する仕組みです。

転送には「恒久的」と「一時的」の区別があります。恒久的な転送(301や308)は「このページは完全に移りました」という意味を持ち、検索エンジンに対して移転を伝えます。一時的な転送は「今だけ別の場所を見せています」という意味なので、リニューアルでの引き継ぎには適していません。

Googleも、URLが変わるサイトの移転では、可能であれば恒久的なHTTPリダイレクト(301や308など)を使うよう案内しています(出典:Google 検索セントラル「サイトを移転する方法」、2026年9月9日確認)。

設定方法は、お使いのサーバー(Webサイトを公開するためのコンピューター)やCMSによって異なります。サーバーの設定ファイルに書く方法、CMSの機能やプラグインを使う方法などがあり、環境によって取れる手段が変わります。サーバーそのものについてはサーバーとはで解説しています。

リダイレクトの連鎖(チェーン)を短くする

見落とされやすいのが、転送が何段も続いてしまう状態です。

過去にもアドレスを変更したことがあるサイトでは、すでに転送設定が残っていることがあります。そこへ今回の転送を重ねると、旧いアドレス→前回の移転先→今回の新しいアドレスというように、転送が数珠つなぎになります。これを連鎖(チェーン)と呼びます。

Googleは、この連鎖について最大10個のホップまでたどるとしたうえで、最終的な宛先へ直接リダイレクトすることを推奨しています。直接リダイレクトできない場合でも、連鎖の数は5個未満、理想としては3個以下に抑えるよう案内されています(出典:Google 検索セントラル「サイトを移転する方法」、2026年9月9日確認)。

対応表を作る段階で「この旧いアドレスには、すでに転送設定があるか」を確認しておくと、この問題を避けられます。

誰が設定し、その設定はどこに残るのか

技術的な話に見えますが、ここは発注する側が確認しておきたい点です。

転送の設定は、サーバー側に残る場合と、CMSのプラグイン側に残る場合があります。どちらに設定されているかを把握しておく必要があります。把握していないと、数年後にサーバーを移したときに設定ごと消えてしまうことがあります。公開時に、設定した場所と内容の一覧を受け取っておくことをおすすめします。

あわせて確認したいのが、サーバーとドメインの契約が自社名義になっているかという点です。制作会社の名義のままだと、いざというときに設定を変更できません。実際に、制作会社が倒産して既存サイトが消えかねない状態になったご相談もあります。詳しくは制作会社が倒産したときの対処法をご覧ください。

なお、制作と保守管理を同じ会社に任せると、公開後に問題が起きたときの原因究明が早いという利点があります。一方で、制作と保守を分けて発注すれば、それぞれの専門性を選べる、相見積もりを取りやすいという利点もあります。どちらが優れているという話ではなく、体制に合わせて選ぶものです。弊社の制作の内容はホームページ制作にまとめています。

ステップ5|拾いきれないページを404ページで受け止める

どれだけ丁寧に洗い出しても、漏れは出ます。だからこそ、漏れを前提にした受け皿を用意しておきます。競合の解説記事ではほとんど触れられていませんが、リニューアル直後の取りこぼしを減らす効果が大きい部分です。

404は「エラー画面」ではなく「案内板」

404エラーとは、存在しないページにアクセスしたときに表示される画面です。

ここで「Not Found」という英語だけが表示されると、せっかく訪れた方は「よく分からない画面が出た」と感じ、そのまま離れてしまいます。旧いURLをたどって来た方は、リニューアル前から関心を持ってくれていた方です。ここで逃してしまうのは、もったいないことです。

404ページに置いておくもの

404ページは、訪問者を新しいサイトの中へ案内する場所として設計します。

  • グローバルメニュー — サイトの主要な入口をそのまま示せます
  • サイト内検索 — 探していた内容を、訪問者自身が見つけられます
  • 主要ページへの導線 — サービス紹介、お問い合わせなど
  • トップページへ戻るリンク
  • 一言の説明 — 「お探しのページは移動または削除された可能性があります」など

リニューアル直後の数か月は、404ページに来る方が普段より増えます。この期間にどれだけ受け止められるかが、引き継ぎの取りこぼしを減らします。

ステップ6|公開後に確認する

公開して終わりではありません。むしろ、対応表が正しく機能しているかを確かめられるのは、公開後だけです。ここでは公開直後にやっておきたい3つの確認をご説明します。

主要なURLを実際に踏んで確かめる

まずは、対応表の優先度が高い順に、旧いアドレスを実際にブラウザで開いてみます。

確認するのは、意図した新しいページに着くかどうか、そして途中で何度も転送されていないかの2点です。全ページを確認するのが理想ですが、難しい場合でも、閲覧数と被リンクの多い上位のページは必ず踏んでおきます。確認できたものから、対応表の確認欄に印を付けていきます。

サイトマップの送信と、Search Console での見え方

転送の設定が終わったら、新しいアドレスのサイトマップを Google Search Console から送信します。これにより、Googleが新しいアドレスを見つけやすくなります。

このとき、旧いアドレスを含むサイトマップについて、Search Console にリダイレクトに関する警告が表示されることがあります。これは正常な状態であり、Googleも警告を無視して問題ないとしています(出典:Google 検索セントラル「サイトを移転する方法」、2026年9月9日確認)。見慣れない警告が出ると不安になりますが、対応は不要です。

内部リンク・外部のリンク元・SNS・広告のURLを直す

転送を設定していても、リンクそのものを新しいアドレスに直しておく方が確実です。

サイト内のリンクは、対応表をもとに新しいアドレスへ置き換えます。あわせて、SNSのプロフィール欄に載せているリンク、広告のリンク先も忘れずに更新します。外部のサイトから貼られているリンクについては、外部からのアクセス数が多いリンクを優先して連絡し、変更を依頼するという方法が案内されています。

なお、公開後しばらくして検索順位が下がったように見える場合、移転による一時的な変動と、設定の漏れによるものとを切り分ける必要があります。この見極め方は、別の機会に詳しくご説明します。

業種別に見た「引き継ぎでつまずきやすいところ」

引き継ぎでどこに手間がかかるかは、業種によって傾向があります。ここでは弊社が実際に関わってきた業種から、つまずきやすい箇所を挙げます。ご自身の事業に近いものがあれば、洗い出しの段階で重点的に確認してみてください。

整骨院・クリニック — 症状や診療内容ごとにページが分かれているケースが多く、ページ数が最も膨らみやすい分野です。しかも「腰痛」「肩こり」といったページは、それぞれが検索から直接流入しています。トップページへまとめて転送してしまうと、流入の受け皿が一気に失われます。

弊社が担当したリニューアルでは、ページを作る単位そのものを見直しました。詳しい経緯は西院整骨院様(株式会社エンジョイライフ様)の制作事例でご紹介しています。ページの単位が変わるということは、そのまま新旧が1対1にならないということです。統合と分割の判断が必要になります。

建設・工務店 — 施工事例が積み上がり続ける業種です。年数を重ねているほど件数が多く、しかも古い事例ほど検索から拾われていることがあります。「古いから消す」と決める前に、閲覧数を確認することをおすすめします。弊社が担当した案件では、施工事例を担当者が自分で更新できる仕組みを実装しました。詳しくは株式会社キョウテック様の制作事例をご覧ください。

士業 — 取扱業務のページと料金ページが引き継ぎの中心になります。相続、登記、許認可といった業務ごとのページは、それぞれ別の検索意図で流入しているため、業務単位での対応付けが必要です。

小売・EC — 商品ページの点数が最も多くなる分野です。廃番になった商品をどう扱うかが論点で、同じ用途の後継商品がある場合は、その商品ページへ向けるのが一般的です。

団体・組合 — お知らせが年単位で蓄積しています。数は多いものの、古いお知らせは流入がほとんどないケースもあります。年度で区切ってまとめて扱えないかを検討すると、作業量を抑えられます。

よくあるご質問

引き継ぎのご相談でよくいただく質問をまとめました。判断に迷ったときの目安としてご覧ください。

Q. URLはできるだけ変えない方がよいと聞きましたが、変えるべきなのはどんなときですか

サイトの階層構造そのものを組み替える場合、CMSを入れ替える場合、アドレスが数字の羅列で意味を持たない場合が代表的です。逆に、デザインと掲載内容だけを新しくするのであれば、変えない方が安全です。変更によって得られるものと、引き継ぎにかかる手間を比べて判断してください。

Q. リダイレクトはいつまで残せばよいですか。旧いサーバーはいつ解約してよいですか

どちらも、リニューアル後の運用に関わる判断です。維持すべき期間と、旧いサーバーを解約するタイミングについては、リニューアル後も同じドメインを使う場合の注意点で詳しくご説明しています。

Q. データが大きくて移せないと制作会社に言われました

画像や動画が蓄積し、データ量が原因で移行が難しくなることがあります。このケースの対処はデータが大きすぎてサーバー移行が難しくなるケースでご説明しています。

Q. 制作会社に任せる場合、こちらで用意するものはありますか

残す・まとめる・やめるの判断は、事業の中身を知っている側でなければ決められません。ここだけは自社で行い、対応表の形にして渡すのが最も確実です。あわせて、アクセス解析と Search Console の閲覧権限を共有しておくと、優先度の判断がスムーズになります。

Q. 公開後に順位が下がりました。設定を間違えたのでしょうか

移転にともなう一時的な変動である場合と、設定の漏れである場合があります。まずは対応表の上位のアドレスを実際に踏み、意図した先に着くかを確認してください。設定に問題がなければ、しばらく推移を見ることになります。

まとめ

ホームページの引き継ぎ、つまりページの移管は、次の6つの手順で進めます。

  1. 引き継ぐ対象を洗い出す — サイトマップ、アクセス解析、Search Console、CMS、サーバーログの5系統から。ページ以外も忘れずに
  2. 新しいURLを決める — 原則は変えない。変えるなら全体のルールを先に決める
  3. 新旧対応表を作る — 1対1にならないページの扱いこそが要。トップページへまとめない
  4. リダイレクトを実装する — 恒久的な転送を使い、連鎖を短く保つ
  5. 404ページで受け止める — 漏れを前提に、案内板として設計する
  6. 公開後に確認する — 優先度の高い順に踏み、サイトマップを送信し、リンクを直す

手間のかかる作業ですが、リニューアル前から関心を持ってくれていた方を逃さないための設計です。何を引き継ぐかを決められるのは、事業の中身をご存じの方だけだという点も、あわせて覚えておいていただければと思います。

ホームページのリニューアルをご検討の場合は、まずはお気軽にお問い合わせください。